大河ドラマで「鎌倉殿の13人」を観てると、三浦義村役の山本耕史さんと北条義時と八重姫が仲がいいので、どうしてだろうと思ってたら年の差が無いのと従兄弟と叔母の関係だった。
ではどのぐらいの歳の差があるんだろうと思って調べました。
しかし、ハッキリしてるのは北条義時ただ一人、長寛元年(1163年誕生〜元仁元年6月13日没)だけで、三浦義村は、仁安3年(1168年誕生?〜延応元年12月5日没)とありました。
資料から初陣した歳から、計算してみると割り出せるもので、仁安3年ですから歳の差は義時の方が5歳上問ことが分かります。
八重姫の方は想像の範囲で行きますが、僕が計算して書いた記事があります。
※上記の八重姫をクリックしてもらうと関連記事があります。興味ある方はご覧になってください。
そこから計算すると八重姫は先にも書いた記事の中で1160年じゃないかと書きました。
実際は若干の誤差はあると思うけでそんなには間違ってないと思います。
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義時と八重姫の間に金剛という息子が生まれています。
義時21歳八重姫24歳の時、金剛(幼名:生誕、後の3代執権・北条泰時)です。
※上記の義時と八重姫をクリックすると関連記事があります。
3人とも伊東祐親の血を受け継いでる
まず系図を見て頂こう。
▲これを見る限り北条時政は伊藤祐親の娘?を二度嫁に貰っている。これで北条政子の立ち位置がわかったような気がする。
三浦義村という武将
鎌倉時代初期の相模国の武将で、三浦氏宗家(本家)の当主で、三浦義澄の子三浦大介義明の孫です。
和田義盛は父方の従兄弟、北条政子と北条義時は母方の従姉妹・従兄弟にあたり又八重姫は母方の妹すなわち叔母にあたります。
義村が初めて史料に登場するのは、寿永元年(1182年)源頼朝室(従姉妹の政子)の安産祈願の祈祷のため、伊豆・箱根の両権現と近国の寺社に奉幣使を立てた記事の中に「安房東條庤」へ遣わされ使者として「三浦平六」という名がみえる。
三浦義村は幼名は平六といった。
まだこの時は、16歳か17歳だったろう。
源頼朝の挙兵以来、元暦元年(1184年)と建久元年(1185年)の平氏追討や文治5年の奥州藤原氏征討に従うなど、父親と共に各地に転戦し、建久元年(1190年)頼朝が上洛した時は父の功によって右衛門尉に任じた。
のち左衛門尉に転じ、さらに駿河守となり正五位下に叙せられた。
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梶原景時と畠山重忠を討つ
正治元年(1199年)12月の梶原景時追放事件(梶原景時の乱)では、盟友の桔梗朝光を助けて梶原景時を退けるという政治的手腕をみせ、北条氏につぐ大豪族として幕政での重要な地位を占めるに至った。
そして生前の頼朝の意向どうり、建仁2年(1202年)には、娘を義時の子・泰時嫁がせて北条氏との関係を固め、さらに勢力を強めていった。
元久2年(1205年)北条時政の命により、北条義時とともに時政の娘婿の畠山重忠を討滅したが、この事件は牧の方が時政に讒訴※1したたので、畠山氏に謀反のなかったことが判明すると、義村は事件の関係者である、榛谷重朝と子の重季・秀重らを鎌倉の経師谷(現・鎌倉市材木座)で討った。
※1.讒訴(ざんそ)とは、他人をおとしいれようとして、事実を曲げて言いつけること。
牧の方の陰謀によって時政追放
同年7月時政・牧の方が将軍・実朝を廃して、娘婿の平賀朝雅を擁立しようとした牧の方、いわゆる平賀朝雅の乱が発覚したとき、義村は北条政子・義時に協力して実朝の安全を守った。
この事件で、時政は落飾して伊豆に隠退し、義時が執権となった。
建保元年(1213年)五月の和田合戦では、当初、義村は弟・胤義らとともに義盛に同心の約束をして起請文まで書いていたが、にわかに義時に通じて北条氏を援け、同族和田一族を葬った。
承久元年(1219年)正月の実朝暗殺事件では、公暁の求めを退けてこれを梟首し、承久3年5月の承久の乱では、京都方への味方をことわり、弟・胤義の反逆に同心せずに幕府を援け、北条泰時の軍に従って上洛して尾張川・宇治川で戦功をあげた。
元仁元年(1224年)六月、義時が急死すると、義時の妻・伊賀氏らにより一条実雅を将軍に、北条政村を執権に立てるという陰謀(伊賀氏の変)に誘われたが、政子説得で反転、北条執権家に忠誠を示した。
そして源氏三代や北条政子・義時亡き後の晩年は、娘婿の第3代執権・北条泰時を支える評定衆として、御成敗式目の制定に関るなど、幕府最有力の宿老に君臨していました。
執権泰時に信任されて翌嘉禄元年(1225年)十二月、評定衆に任じ、これにより義澄が築いた幕政における三浦一族の地位をより強固なものとし、没するまでの十四年間にわたり幕府の枢機に参画してその権勢を振るった。
また、
『御成敗式目』の制定にも参与するなど、三浦一族の最盛期を築いた人物である。
延応元年(1239年)十二月五日頓死。